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September 28, 2005

THE ICEBERG 2

《スウィート》の家では、かれの自宅の界隈を担当しているふたりの警官が、飲んだくれ、黄色いホーとバカ騒ぎをしているところだった。《スウィート》は、ぼくを息子だと紹介した。

 ぼくに酷い仕打ちをした悪魔の警官どもは、それを聞かされたとき、すごく決まり悪そうにした。そして、ぼくに心配しないように言った。忘れないようにして、他の界隈の警官にも、ぼくをしょっぴかないよう伝えておくと言った。

 やがて、かれらは完全に酔っ払った。ホーたちが、ふたりを中国製のスクリーンの向こうにあるベッドルームへ連れていった。

「《スウィート》、今夜、黄色くて美しいビッチをコップしたよ。他の女たちとさっそくハンプさせてるんだ。いや、彼女にはマジで惚れられてて。何年もホールドできそう」

 すると、かれは言った、

「なあ、スリム、かわいいニガのビッチと、白人のビッチは、同じ。すごく似てる。両方ともステイブルをぶっ壊そうとする。ピンプをひとりぼっちにして置き去りにする。いいか、よりハードに、よりすばやくハンプさせろ。速攻、ハメて、大金、ピンハネ、カマすんだよ。スリム、ピンピンはラヴ・ゲームじゃない。だから前戯だけだよな。チンポコは絶対に入れるな。女が自分のことを愛してるなんて思ってるピンプは、ママのお尻の穴から一歩も出ちゃいけないんだぜ。
 スリム、おまえがまだ、そのビッチとセックスしてないことを祈るよ。俺を信じろ、ピンプってのはな、本当は女。ホーと同じ。つまり、ゲームをひっくり返して女の方から見てみろ。だからな、つねに金額に見合った分だけスウィートな存在でいろ。でも、その金額より甘い男になったら駄目。セックスする前に必ず金を受け取れ。ピンプにとって女は、罠以外の何物でもないからな。絶対に女に《ジョージア》させるな。いいか。金をもらってから。女たちと同じだろ、まず、金を払わせる。
 ステイブルのホーというのは、白人の工場で働いてる奴隷みたいなものなんだ。かれらは、自分たちがバカにされてることを知っている。不満をぶちまけるためのラッパを必要としている。糞ったれのボスの悪口を聞いてくれる、相手を求めている。
 優れたピンプというのは、狡猾な白人の工場長に似ている。似たもの同士のペアを長い時間、組ませないんだ。さらに、新人をペアにすることもない。そいつらには大きな稼ぎを期待しない。新人ビッチのペアには、共通点が多すぎるんだ。彼女たちは不満を言いあい、これが頭蓋骨にどんどんたまって、やがてふたりでしめし合わせ、トンズラぶっこくんよ。
 ピンプがホーをつなぎ止めておくためのリアルな接着剤とは、まとまった金だよ。女は金が欲しい、女も金が稼ぎたい。だからこそ、優れたピンプは、チンポコを切られても、ピンピンできる。ピンピンはセックスのゲームじゃないお。ピンピンは頭蓋骨のゲーム。頭を使うものなのさ。
 あと、尻軽な女をボトム・ウーマン(姉さん、メインのホー)にしている場合、このピンプはお尻の穴に点火した花火をはさんでいるくらい危険なんだ。その女が酸っぱくなってトンズラぶっこいたら、他のビッチもいっしょに消えることが多いよ。
 ひとりのピンプが人生のあいだに出会う良質なボトム・ウーマンの数は、3、4人てところかな。死ぬまでに300人コップしたとか、糞くらえだ。
 優れたピンプは、ボトム・ウーマンのために工場を経営する。ママ・ビッチが蒸発した場合、ファミリーの中の誰をボトム・ウーマンにするのか、判断しなくてはならない。
 ステイブルの他のビッチよりも、ボトム・ウーマンにこそタイトにピンピンするべきだ。彼女がウンコしているときは、お尻の穴を観察するべきだ。昨日と同じ匂いか、色はどうか、それすらも知っているべきなんだぜ?
 スリム、おまえは4人目のホーをコップするまで、問題を抱えたことになる。ステイブルとは、ピンプのポケットをお金でいっぱいにするために、互いにチームでプレイするものなんだ。おまえは余分なビッチを手に入れてしまった。奇数になってる。
 おまえみたいな若いピンプは、ただビッチをコップすればいいというものじゃないんだ。おまえの4人目のホーは、3人目とちょうど同じくらいの女じゃなきゃいけない。
 レズじゃないかぎり、ブサイクは駄目。3人目よりもあたまがいいビッチも駄目。より若くてもいいし、美しくてもいいが、とにかく3人目よりあたまが悪いビッチにしろ。
 スリム、全てのホーには、白人のボスのために働いている奴隷と同じように、共通していることがある。それは、ピンプがミスをやらかすと、大喜びするということ。奴らは、ピンプが敗北し、破滅するのを、じっと待っている。
 ピンプはな、世界でいちばん孤独なバカ野郎だ。ピンプはホーを知っていなくてはならないが、じぶんのことを知られてはいけない。ようするに、神にならなきゃなんねえ。
 哀しいお馬鹿さんが、永遠に抜けられない《憎しみのクラブ》に入会したわけさ。もう後戻りはできない。じぶんがピンプじゃなくなる日まで、白人のボスに雇われたホーを演じるしかないんだ。
 だからな、キッド、ゆっくり休んで、いい服に着替えたら、死ぬまでピンピンしろ。俺はここ数日、休んでないんだ。ちと眠るわ。キッド、頭痛も酷くなってきてるし。幸運を祈ってるぜ。明日の遅い時間に電話してくれ。
 オー、イエー、お誕生日おめでとう、キッド。この説教をプレゼントの代わりにするよ」

投稿者 Dada : September 28, 2005 06:00 PM